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損益分岐ROASをかんたん解説

「ROAS 300%を達成した」が良い知らせか悪い知らせかは、商品によって違います。商品の損益分岐ROASを30秒で求める方法を紹介します。

ROASとACoS

韓国のマーケットプレイス広告(NAVERショッピング検索広告、Coupang広告)は主にROASを使い、AmazonはACoSを使います。同じことを逆から表しているだけなので、どちらかがわかればもう一方もわかります。

損益分岐ROAS=100÷広告前の利益率

必要なのは、広告費を引く前に、1件の販売で支払額のうち手元に残る割合(広告前の利益率)だけです。
広告前の利益率が25%なら、損益分岐ROASは100÷25%=400%。400%を下回ると、広告経由の販売はすべて赤字です。

なぜでしょうか。ROAS 400%は広告費が売上の25%という意味です。商品で売上の25%の利益も出るなら、広告費と利益が相殺されて手元には何も残りません。

広告前の利益率損益分岐ROAS最大ACoS
50%200%50%
40%250%40%
30%333%30%
25%400%25%
20%500%20%
15%667%15%
10%1,000%10%

利益率が低いほど、必要なROASは急に高くなります。利益率10%の商品は、損益分岐に達するだけでROAS 1,000%が必要です。

ROAS計算機で計算 →

計算例

価格29,900ウォン(送料無料)、原価12,000ウォン、マーケットプレイス手数料5.5%、付加価値税など1.5%、宅配料3,300ウォン、梱包費500ウォンの場合:

  1. 広告前の1個あたり利益=29,900×(1−5.5%−1.5%)−12,000−3,300−500=12,007ウォン
  2. 広告前の利益率=12,007÷29,900=40.2%
  3. 損益分岐ROAS=100÷40.2%≒249%

広告後も売上の10%を残すには、1個あたり12,007−2,990=9,017ウォンを広告に使えるので、目標ROASは29,900÷9,017≒332%です。

最大クリック単価(CPC)

1件の販売で許容できる広告費(最大CPA)にコンバージョン率を掛けると、1クリックあたりの最大入札額が求められます。

最大CPC=最大CPA×コンバージョン率
この例では、目標の最大CPAを9,017ウォン、コンバージョン率を2%とすると、最大CPCは約180ウォンです。損益分岐では12,007×2%≒240ウォンになります。

コンバージョン率は、広告レポートの注文数÷クリック数です。データが少ないときは、低めに見積もりましょう。

ROASを見るときの注意点

よくある質問

損益分岐ROASの計算式は?

100%÷広告前の利益率。利益率25%なら400%、40%なら250%です。

ROAS 500%なら必ず良いのですか?

広告前の利益率が20%以上なら黒字ですが、20%未満なら赤字です。数字だけを見るのではなく、商品の損益分岐と比べましょう。

広告前の利益率はどう求めますか?

価格から手数料、原価、宅配料、梱包費、付加価値税を引き、支払額で割ります。利益率計算機で広告費を0%にしたときの利益率が、広告前の利益率です。

ROASとACoSのどちらを見るべきですか?

どちらも同じ情報を表しているので、わかりやすい方で構いません。最大ACoS=広告前の利益率、損益分岐ROAS=100÷広告前の利益率です。

自分の損益分岐ROASを計算 →

基準日:2026-10-08 · ROASとACoSは業界標準の定義に従っており、例はこのサイトの利益率計算機・ROAS計算機と同じ計算式を使っています。